毎日がただただ同じように繰り返される平凡な日常の中の一部で、自分の知らない所でもしもこんなことが起こっていたら面白いのではないか…という思いつきから制作を始めた作品です。
背景に水彩画を使用することで不思議な、それでいてふんわりした優しい世界観を表現しました。また、出てくるキャラクターは人などの現存する生物ではなく、水の妖精の様なものにしました。人間も出て来ませんが、何と無く、ああいるんだなと思って頂けたら幸いです。
また、最初と最後の水の流れは綺麗に表現出来るように努力した点でもあります。その場面では水なのに何か違う、そう感じて頂けたら、と思います。
舞台になっている海はどこのものともわからない、実際には絶対にありえない世界観を表現することで、日常の中の非日常を表しました。そんな日常と非日常との対比を楽しめる様な作品になっていれば幸いです。